ヨシズミがガイドを務めるようになってから、もう10年が過ぎようとしていた。
最近の登山客のマナーの悪さ、無知さに、ヨシズミは辟易していた。
ヨシズミが率いる中年女性の一行は、頂上に到達し、その壮観な景色を堪能していた。
「ちょっとちょっと、ヨシズミさん。写真撮ってくれない?」
「あら、これ、おいしいー。」
(これちょっと採ってってもいいかしら?)
ヨシズミは冷めた目で女性たちを見ながらこう言った。
「みなさん、少し早いですが、天気もくずれそうですので、そろそろ下山します。」
「えー、まだ大丈夫じゃなーい。」
「そうよ。こんなにお天気いいじゃない。」
「せっかく来たんだし。ねぇ。」
そして、女性陣の一人がこう言った。
「お天気、大丈夫なんでしょう?」
ヨシズミはおもむろにこう答えた。
「これから下山ですからね・・・。お天気も・・・、下り坂です!」
「・・・・・・。」
「確かに、なんだか寒くなってきたわ。」
そう言うと、オバハンたちは、とっとと帰り支度を始めた。
最近の登山客のマナーの悪さ、無知さに、ヨシズミは辟易していた。
ヨシズミが率いる中年女性の一行は、頂上に到達し、その壮観な景色を堪能していた。
「ちょっとちょっと、ヨシズミさん。写真撮ってくれない?」
「あら、これ、おいしいー。」
(これちょっと採ってってもいいかしら?)
ヨシズミは冷めた目で女性たちを見ながらこう言った。
「みなさん、少し早いですが、天気もくずれそうですので、そろそろ下山します。」
「えー、まだ大丈夫じゃなーい。」
「そうよ。こんなにお天気いいじゃない。」
「せっかく来たんだし。ねぇ。」
そして、女性陣の一人がこう言った。
「お天気、大丈夫なんでしょう?」
ヨシズミはおもむろにこう答えた。
「これから下山ですからね・・・。お天気も・・・、下り坂です!」
「・・・・・・。」
「確かに、なんだか寒くなってきたわ。」
そう言うと、オバハンたちは、とっとと帰り支度を始めた。
コメント
読みきりかもよ。
てマックでお茶しながら日中に読んでいる自分にもうけた(笑
明日の続編楽しみにしてます!(読む時間無いけどwww
アーティストは年中無休です(キリッ