マサミチは追いつめられていた。相手のターンが終了し、相手のサイドは残り1枚。こちらは、2枚。絶体絶命のピンチだ。

(だが、まだ負けちゃいないぜ。オレにはレクデオがある・・・。)

マサミチの手札には、「レジェンドボックス」、「フラワーショップ」、炎エネもあった。バトルポケモンを逃がす準備もできている。残り山札は少ない。トラッシュには、落としたレクデオの上下、炎エネもある。

マサミチは、「フラワーショップ」で、レクデオ上下と炎エネを山札に戻した。これで、山札は、レクデオとエネが濃くなった。

「『レジェンドボックス』を使います。」

山札から10枚めくる。レクデオの上下と、雷エネ1枚、炎エネ2枚があった。

(勝った・・・。)

マサミチは、心の中でそうつぶやいた。しかし次の瞬間、予想だにしなかった出来事がマサミチを襲った。

「『レックウザデオキシス』をベンチに出します。ベンチに出し・・・、あれ?」

マサミチに戦慄が走った。マサミチはベンチを凝視し、そして、我が目を疑った。そこには、5匹のポケモンが悠然とたたずんでいたのだ。

「ベンチポケモンが1匹ぐらい増えても問題ない・・・」

「問題あります。」

「この一番右のベンチポケモンとトラッシュの間にスペースがあるみたいだから、ここにレクデオ出せそうだな・・・。」

「出せませんし、伝説はスペース取るから、出せそうじゃありません。」

こうして、颯爽と降臨したレクデオは、ベンチが空いてなかったので、スゴスゴと山に帰っていった。


(ちくしょう。あんなアクシデントが無ければ、俺が勝っていた。神様もイタズラがすぎるぜ。ところで、あの時の『レジェンドボックス』の処理、あれはあれで良かったのか?そうだ!こんなときは、ムチャク先生に・・・、じゃなかった、公式に聞いてみよう!)


ハイ、ということで、公式に問い合わせてみました。

結果は、ベンチに空きがないときでも、『レジェンドボックス」を使うことはできる、とのことです。そして、山札を上から10枚オモテにしたあと、そのまま山札にもどし、山札を切って処理を終了するのだそうです。

なるほど、なるほど。なるほどなあ。

因みに、マサミチのエピソードはもちろんフィクションです。フィクションのような気がします。フィクションだと思いたいです。実際にそんなアホなことをする人がいるわけないでしょモゴモゴ。

これで、最近の公式問い合わせネタは、ひとまず終了です。長らくご愛顧ありがとうございました。いや、終わらないけどね。

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